近日中(18日とも言われている)に横須賀に戻ってくるという米原子力空母ジョージ・ワシントンをめぐって吉田市長が外務省に要請を出した。
以下はその内容。
米原子力軍艦の安全性について(要請)
本日、米原子力空母ジョージ・ワシントンが近日中に横須賀に帰港する旨の連絡を受けた。
東日本大震災及び福島第1原子力発電所の事故に関連して、市内のモニタリングポストの観測値の上昇や、水道水に国の指標値以下ではあるものの、放射性ヨウ素が検出されました。そのため市民の中には、放射線に対する不安感や原子力軍艦について不安視する声がある事も事実です。
米原子力軍艦については、民生用原子力施設と比較して、防護壁等について、はるかに頑丈で耐性が強く設計させている旨、ファクトシートで説明されていることは十分に承知しています。
しかし、市民の安全、安心を守る立場から、そして市民の不安を払しょくするためにも、表記について、再度確認したく要請します。
実に簡単な、アリバイ的な言動だと私は思う。
私たちは4月5日に「原子力空母の安全性と安全対策の再検証を求める要望書」を市長に提出した。市長は他の公務があったのか直接受け取ってはくれず、政策推進部長を通じて渡すこととなった。
私たちが出した内容を吟味してそれを参考に外務省に迫ってほしかった。手前味噌になるがそういう観点で迫らなければ、結局東京電力が福島原発でやってきた言動となんら変わらないのだ。
詳細は4月6日の大村洋子のブログをクリック
ファクトシートを金科玉条のごとく後生大事にしていたのでは、本当の意味での安全性の確認になどならない。
この間のジョージ・ワシントンの右往左往ぶりはどう考えてもおかしい。
家主として横須賀市は本来しっかり問いただすべきだと思う。
①なぜ、21日にいきなり出港したのか
②なせ佐世保に寄港したのか(休養や補給なら横須賀がスジではないか。良い悪いは別にして)
③なぜ、今また帰港するのか
市の要請文の中にもあるように市民の不安視の声というのは、何も情報が伝わってこないで、噂や一部米海軍関係者の発言による推測などが飛び交う中で、ますます不安が増大していくということからくるのだ。
米海軍や外務省が「安全」というから「安全」なんだというのでは話にならない。
かつて、私は蒲谷前市長の言動を米海軍や外務省の言葉を鵜呑みにして、市民にオウム返しにする様子をまるで、人ではなくて鳥だとブログで皮肉ったことがあるが、
それをそっくりそのまま吉田市長にも進呈したい。
なお、今回の市長の言動については井坂しんや議員もねぎしかずこ議員も書いているので、ぜひ、そちらも見てほしい。
コメント