日本共産党横須賀市議団
井坂しんや、ねぎしかずこ、大村洋子3人の市会議員で
「原子力空母の安全性と安全対策の再検証を求める要望書」を提出した。
具体的には(要約)
①原発事故を受けて同じように原子炉をもつ原子力空母G・Wの安全対策を市民に向け市長がメッセージを発信すること。
②G・Wがメンテナンス途中で出港し理由、また、地震、津波の影響について、それぞれ報告を求めること。
③今年予定の原子力防災訓練の災害想定、訓練規模、実施方法を発表し、その際被害想定地域の日米間の認識の相違を理由に訓練規模を小さくしないなど、市民の意見を反映させた実践的な訓練とすること。
④米軍と市が交わしている覚書を実効あるものにするため改定することを申し入れること。
⑤原子力軍艦の安全性の再検証を原子力安全委員会などの専門家に改めて行うよう国に申し入れること。また専門家が検討できるだけの情報を公開するよう米軍に申し入れること。
⑥地域防災計画の見直しみ着手すること。
上記5点を要望した。
原発事故の件では、情報が遅い、食い違っている、全部開示してないなど特に福島県民の中に怒りが広がっている。放射能の問題は見えない、聞こえない、匂わないなど人間の感覚では感知できないから余計に不安になる。
このように原発においては、国も運転者の東電もとても敏感なのに、こと原子力空母い関しては、軍事機密の分厚い壁によってその情報が全くと言っていいほど入ってこない。そもそも市は「教えてください」とも言わない。なぜ、言わないのかというと言っちゃいけないと思い込んでいるから。
“核密約”にも表れていたように、あえて触れないという、暗黙の領域。
防衛省、外務省、内閣府、などの日本政府と米海軍などの米国との間でのみ交わされる情報があり、そこには神奈川県や横須賀市は立ち入ることができないし、ましてや県民市民は一切蚊帳の外。これが現実だと思う。
要望書を提出した際、職員は「原子力空母は魚雷があたっても大丈夫。」と言っていた。
大丈夫=安全神話
大丈夫、大丈夫、ありえないから、と言われても
そのありえないことが福島では起こったのだから、
大丈夫から物事を始めたのでは、防災のため何の役にもたたないということだ。
この横須賀市の体質には愕然とするしガッカリする。
私たちは何としても選挙で勝ち上がって、このことを追及し続けていきたい。
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