「近頃は子どもが公園でボール遊びもできない」市民の方からこんな意見をいただいた。確かに市内いたるところにある公園には「ボールで遊んではいけません」という立て看板が目につく。ボールが近隣住民の家に飛び込んでトラブルのもとになるのを防止するためだろう。しかし、子どもにとっては身体を思い切り動かして暴れたいのが本音だろう。親御さんもそうさせたい。
先日夕方のニュースを見ていたら、公園付近の住民から苦情が出て設置されていた噴水が閉鎖されたという。噴水で遊ぶ子どもたちの声がうるさいからだという。これには驚いた。でも、裁判でも子どもの声は“騒音”と認められた判例もあるようだし、長々聞かされる側はたまったもんじゃないのかもしれない。テレビでは子どもの顔や名前を知っていれば騒音ととらない。要は町内の人間関係の希薄さからくることではないか、と分析していた。なるほど、知ってる子どもだったら、○○ちゃん元気だなくらいに感じて終わりかもしれない。
地域にある児童公園は今では「街区公園」という名称で呼ばれている。午前中はゲートボールを楽しむ人が増えたので、児童ばかりの空間ではなくなったからだ。午前中は高齢者、午後は学校から帰ってきた子どもたちと、一つのスペースを時間差で分けて使用するのが暗黙の了解になっているらしい。
ここでも少子高齢化があらわれている。
緑地管理課と懇談したが、今の財政状況ではこれから市内の公園にフェンスを付けることは難しいという。今あるフェンス付きの公園の維持管理をやっていきたいということだった。
私は中学生のころにソフトボールをやっていたので、自分の子どもとキャッチボールをやるのが夢だった。しかし、うまくいかないものだ、息子は全くグローブにもボールにも興味をしめさなかった(哀)
これからも市内の子どもたちみんなが、子どもの時期を満喫できるような条件づくり、これをやっぱり考えていきたい。
画像は公郷の改良住宅前の公園。ここは片面だけフェンスが張られている。
最近のコメント