私が小学校の6年間を過ごしたのは、東京都江戸川区にある船堀第2小学校。
今、記憶をたどって、校庭にあった遊具を思い出してみて、
それが使えない状態になっていたという映像は・・・思い出せない。
校庭には大きなカラフルなタイヤが縦になって半分埋まっている遊具があって、
それがちょっと潰れかかってぐにゃっとした感じはよみがえったけど、
使えなくてつまんない思いはしてないと思う。
私は意外にも運動神経は良いほうで、登り棒なんかは得意中の得意で、
いつもてっぺんまでよじ登って、横のバーに座ってふんぞり~てな気分になっていた。
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「校庭の遊具がしばらく使えない状態で、子どもたちが遊ばないようロープを
施している。なんとかならないか。」というご意見をいただいた。
教育委員会の学校管理課へ行って、いろいろ聞き取りをした。
学校現場から寄せられた遊具や設備などの状況の調査を市は外注しているという。
AからDまでのランクづけをして、修繕、撤去、取り替えなどの優先度を決めている。
おおよそAとBは使用可で、CとDは使用不可。
指摘を受けた学校の遊具はランクDだった。
つまり最悪で使用不可だ。
驚いたことに、ほとんど全ての学校から修繕や撤去の要望が出ていて、
全てをいっぺんに対応するのは財政上無理なので、お金がつくのを待っているところがたくさんあるとのことだった。
冒頭、自分の小学校の時のことを書いたけれど、
私が小学校時代というのは、1970年代で、その頃はまだ学校関係に潤沢に予算が付けられたのかもしれない。
そう考えると、子どもたちに我慢を強いなければならない、今の時代というのは、なんとも切ない気がする。
一方、教室へのエアコンの設置は前倒しで、今年度すべての学校に行うことが予定されている。
コチラは、お金の出所が違って、再編交付金の活用となっている。
原子力空母を受け入れた横須賀の苦労を労って国からのゴホウビってわけだ。
教室にエアコンは賛成だけど、再編交付金でというのは、チト複雑な気分だ。
もっとも、こちらは残念ながら、このたびの東日本大震災の関係で、エアコンを受注した企業が厳しい状況らしい。今年度中の完了は難しいようだ。
いずれにせよ、限られたお金をどこにどう使っていくのか、知恵の絞りどころだと思うけれど、将来の横須賀を神奈川を日本を背負って立つ子どもたちへのお金の配分は特別に考えてほしい。
うみおとこさん
限られたパイをどう割り振るか、
家庭でも市政でも難しい問題です。
そこにリーダーシップをとる首長の政治性があらわれると思います。
吉田市長は歳出を切り詰めると同時に歳入を増やす努力をしています。それは一般的には良いこととされていますが、市の持っている土地、緑地などなんでも売却してお金に替える方針を持っています。
はたしてそれが将来的に良いことなのか、私には疑問です。
借金を返すのは大切なことですが、がむしゃらに返すことばかり考えて現在の施策が貧弱になってしまっては、本末転倒です。
どうも成果を上げることばかりに血道をあげている気がしてなりません。
投稿情報: 大村洋子 | 2011年6 月 2日 (木) 00:17
昔、母親に欲しいおもちゃをねだった時家にはそんな余裕が無いと言われ「節約すればおもちゃぐらい買えるだろう」と口答えしたことがありました。その後、いや父親がもっと稼げばいいのだと考えは変わりました。給料アップの為には、会社を儲けさせればそれなりに家庭の収入は増えるのだと、父親へ色々とアイディアを伝えたりしたものでした。
横須賀市の財政は、色々とやりくりしていくのが良いのか、横須賀市が潤沢になるように、農業、漁業、工業、産業、商業、事業が活発化するのが良いのか、ここに問題点があるように思います。
自民党がもてはやされたのは、景気を良くしてくれる党だと思われていたからで、それが自分達ばかりが儲ける党だと分かったので支持を失ったのだと思います。
民主党は皆に分配してくれるのかと思ったら、分配するどころか、全体的に儲けることすら出来ない党だと、また、財政の不足を経済の発展に求めるのではなく、国民の消費税なんかで賄おうなどと考える、国民を食い物にする党だと分かったので内閣不信任ということになっているのだと思います。
資本主義でも共産主義でも経済的上昇が求められるのではないでしょうか。横須賀市の財政も市内の経済的発展と活性化から改革に取り組み、潤沢な予算で教育、社会保障等に分配してもらいたいものです。
投稿情報: うみおとこ | 2011年6 月 1日 (水) 09:47