鎌倉・九条の会が発足4周年ということで、「人間らしく生きられる社会を!」と題して憲法のつどいを開催した。経済評論家の内橋克人さん、「年越し派遣村」村長で自立サポートセンター・もやい事務局長の湯浅誠さん、「九条の会」事務局長で東京大学大学院教授の小森陽一さんがトークセッションを行った。
3人とも好きな人だが、今日はとりわけ湯浅さんお目当てで行った。
年末年始にかけて行われた「年越し派遣村」は私にとって大きなインパクトだった。
議員になる以前、私は「市民生活相談室長」なる肩書で活動した。今でも名刺には「日本共産党横須賀市議会議員」とともに「市民生活相談室長」も載せている。私のコアの部分はやはり生活困窮にあえぐ人々に寄り添う活動だと思っている。それがすべてではないが、間違いなく自分の土台だと思ってる。
湯浅さんはこういった活動を「不謹慎と思われるかもしれないが面白い」と語っていた。私は「あっ、一緒だ」と思って悦に入った。前後の脈絡なしにここだけポーンと書いてもわからないと言われるかもしれないが、いいんだ、私は大いに満足した。鎌倉くんだりまで行った甲斐があった。
社会を変革するために私は共産党に入ってそして議員をやってる。社会を変革するためなんて大仰だけど、そもそも一人の人間がやれることなんて微々たるもんだけど、それでもつま先はそっちを向いてる、1ミリでも進む、それでいいと思ってる。鶴嘴をもってえっさえっさとちまちま削ってる、それでいいんだ、それが生き方、プロセスなんだと思ってる。
そしてそれを面白がることが大事だって私は思う。だから、湯浅さんが「面白い」と表現したことに心が震えた。
「いま」と「ここ」という時空のクロスポイントで私が、私たちが生きるということは、好むと好まざるとにかかわらず“社会”を問題にしてこそだと思う。だからうまずたゆまずより良くするためにはたらきかけること能動的にかかわることが大事だと思う。
1500人の会場が満杯だった。熱い空気感をたくさんの人々と共有できたことも嬉しかった。
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