総務常任委員会では今回3件の陳情が出された。どれも原子力空母の関係のもので、8月の配備を目前にしてということ、住民投票条例制定の審議のあったすぐ後ということなどから、市民の関心がとても高いことを改めて実感した。
出された陳情は
一、陳情第10号 市民参加の原子力防災訓練及びヨウ素剤の配布・服用訓練実施等について
一、陳情第12号 原子力空母ジョージ・ワシントンの火災事故の原因追及と配備撤回について
一、陳情第15号 米原子力空母配備に対する安全対策の明示について
質疑についてのおおよそは以下の通り。
*火災の一報を横須賀市が“小火(ボヤ)”と表現したことについて、それは誰の評価なのか?→米海軍から通訳を通して口頭で聞いた。英語でボヤを何と言うのかは知らない。
*いまだに原因もわからないし、熱中症ややけどを負ったものも出たのだから小火というのはあまりに過小評価ではないのか?→そうは思わない。
*米軍から横須賀市への情報伝達の経路や時間については?→火災が起きたのは5月22日午後23時50分(日本時間)ケリー司令官から企画調整部長への連絡は5月24日午前10時頃。市長へはその後部長から連絡。
*情報伝達があまりにも遅いのではないか?どう思うか?→遅いとは思わない。
*原子力防災訓練について昨年を除いて住民が参加しなかった年はあるのか?→ない
*米軍参加でしかも住民参加で今年は行うというように市の側から働きかけるべきではないか?→検討中
ま、だいたいこんな質疑を交わした。以前に基地対策課の担当者とも話し、このブログにも書いたけど、改めてこれら正式な答弁にも驚いた。これでは悪いが、横須賀市の安全・安心は全く担保されない。なぜもっと打って出ていかない?あまりに後手後手じゃないか。これでは米軍主導でことが進むその軌道がすでに出来上がっていることがはっきりだ。正直、ここまでヒドいかとがっかりした。
陳情は足並みがそろわず審査終了となった。
良心はどうした?・・・・横須賀市の良心。
おまけの画像。
A4ファイルがすっぽり入るビニールコーティングのバッグ。イチゴミルクみたいな色合いがいい。電車には動物たちが乗っかってる。
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