西浦賀に為朝神社というのがある。そこで毎年6月の第2土曜日の夜に虎踊りが催される。
1度見てみたいと思っていて、今年はやっと行くことができた。250年ほど前に徳川幕府が奉行所を下田から浦賀に移した際に下田から伝えられた民俗芸能だそうだ。県指定の重要無形民俗文化財になっている。
この画像は夫が思いきり腕をのばして撮ってくれたもので、実際には黒山の人だかりで私は直に見ることができなかった。為朝神社じたいがとても狭い神社でその狭い空間にびっしりと人が入り込み、将棋倒しになるのではないかと私は恐ろしくて人を分けてまで入り込もうとはとうとう思わなかった。
それでも、音はよく聞こえたし、雰囲気は味わうことができた。このような民俗芸能にたくさんの地域の方々が集まるのはとてもいいことだ!帰りも梅雨とはいえ、すっかり夏の空気が漂う西浦賀の叙情豊かな路地をぷらぷら歩いて楽しむことができた。
もし信心深さから最も遠い人は?と聞かれたらそれは私です、と言うくらい私は神や仏に重きを置かない。でも神や仏を信じることで、日々の暮らしを乗り切ってきた人々の心というものにはとても興味がある。そういう文化は大切だと思う。そしてこういう民俗芸能というものには何か大きなエネルギーを感じる。横文字で言うとパッションかな。
まだまだ、序の口駆け出しピヨちゃんだけど、浦賀の良さをこれからも探求していきたい。
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