ベースの前を車で通ると50メートルほどの行列が見えた。「あー諦めるか・・・」行列に並ぶのは嫌いだ。
しかし、ひょっと横を見るとコインパーキングが一つだけ空いていた。せっかく来たんだ行くだけいってみっかぁ・・・。
2人の友人から「ベースでジョージ・ワシントンのマンガが配られるらしい・・・知ってた?」電話がかかってきた。朝日、読売などにも記事として載ったらしい。
ベース前の歩道橋から本を手渡ししているところが見えた。セーラー服を着た米兵や作者らしき人がテントの下でご丁寧にもサインしていた。それで、列がなかなか進まず長蛇と化していたわけだ。
25分くらいジワジワ進む列に並んで耐えた。こりゃ、ディズニーワールドの方がまだ早く進むってもんだ。本でも持ってくればよかったな・・・ただ、ボーと待っているのもマヌケだな・・・もう限界かと思っていたその矢先、「サインの要らない人は先にもらえる。」すでに配布された人がそんな情報を列に落としてくれた。早く言ってくれよ~私はその人に確認しながら、歩き始めていた。
サインなんて、はなっからドーデモよかったんだ。テントの下へ行き白いセーラー服の米兵に「ノーサイン・・・」怪しい英語とジェスチャーでアピールすると、彼はすぐに察して1冊くれた。
それが画像にある「MANGA CVN73」だ。73というのはジョージ・ワシントンの番号のこと。内容は30分もあれば楽に読めてしまうような字数の少ないマンガ。日系2世の青年が初めて空母の任務につき先輩らに励まされながら成長していき、鎌倉に住む祖父母に初めて会いに行くという設定になってる。
だからなんなの?って感じのドラマ仕立てになっている。「発刊にあたって」というところで、ケリー司令官がコメントを寄せているが、その中で、「この美しい国日本に約8年間も住むことができたことは、非常に光栄なことで、私は毎日の生活を謳歌しています。」と言っている。
いつもながらの皮肉屋大村洋子としては、横須賀で2度も米兵…自分の部下が殺人事件を起こし、先日はG・W自身が火災を起こすという、不祥事続きの中で、どう日本生活を謳歌するんだろうか?と思う。
この本は発行日が4月になっている。つまり、本当ならば4月に配られるハズだったのだ。それが、殺人事件と火災で今日まで延びたってわけだ。(あくまで、私の推論だけど)
手を替え品を替え、なんとかジョージ・ワシントンを受け入れてもらいたいってわけだ。MANGAとマンガをスペルで綴っているあたり涙ぐましい感さえ覚える。ターゲットは小中学生。彼らが大人になってまで、横須賀に居座ろうという気なんだろうか。アツカマシッ。
さて、この漫画、日本円で940万円ほどかかっているとの話もある。思いやり予算で作られたのでは?という意見もあり本当のところを調査してみるのも必要かもしれない。
そうそう、箱崎町で獲れるアサリはハマグリみたいに大きいそうだ。横須賀港のハゼに背骨の曲がったものがあったというのは有名だけど、こちらのアサリもちょっとアブない気がする。横須賀の海と生物も心配だ。
明日から第2回定例会がスタート。
お久し振りです。
またマンガ?
http://www.usfj.mil/
わたしたちの同盟-永続的パートナーシップ
http://www.usfj.mil/Manga/Index.html
この冊子(基地祭などで配布)の最後を見ると「発行 在日米軍司令部」「印刷・製本 国防省印刷局」となっていますが、思いやり予算が使われているのでしょうか?
予算の出所等を是非調査して下さい。
御覧頂けば、アキバ系(なのか?)のイラストを使っている所がとても恐ろしく感じます。
私自身、内容の全否定はしませんが、結局は「原子力空母の原子炉メンテ」のように、「放射性物質の陸揚げをした訳じゃないから問題ない・・・」みたいな強引な拡大解釈されるのが目に見えているので、このようなマンガにとても違和感を感じます。
投稿情報: UK君 | 2010年9 月27日 (月) 21:05
UK君さん、コメントありがとうございます。思いやり予算では?という疑念をそのままにすることはできず、基地対策課へ連絡して聞いてみました。すると、思いやり予算ではないという回答が返ってきました。ホッとしました。もし、思いやり予算なら大問題です。このまま黙っちゃいません。
ただ、最近も問題になりましたが、過去にあった米兵によるレイプ事件の見舞金を米軍ではなく、日本政府が出していたというケースもあり、目を光らせていくことは大切です。米国は厚かましく、日本政府は従属根性丸出しで、私はこのテのことに、ものすごく憤りを感じます。
これからもしっかりとチェックしていきます。
投稿情報: 大村洋子 | 2008年6 月11日 (水) 22:50
確かに「だから何???」って感じの内容でしたね・・・
ただ、気になっているのがこのマンガの制作費!
>思いやり予算で作られたのでは?という意見もあり本当のところを調査してみるのも必要かもしれない。
是非、調査して公の場で公表して下さい!
p.s.
このマンガは先月の5月9日付けの星条旗新聞(太平洋版)のトップにも掲載され、記事には約3万部が印刷済みで、このマンガが成功(原子力空母が歓迎されたら?)したら続編も検討するような事が書いてありました。
記事の終わりには、このマンガについて横須賀市民の声として、良い面だけを一方的に言う事に危惧しているといった旨のコメントも記載されていました。
投稿情報: UK君 | 2008年6 月11日 (水) 19:25