横須賀市に4月からこどものことを総合的に相談できる“はぐくみかん”がオープンする。今日はその開所式&内覧会があった。多くのこどもの団体や議員が参加し、私もねぎしかずこ議員と参加した。
来賓の中には、自民党をぶっ壊すと言って登場し、国民生活の方をぶっ壊してくれたかのライオンヘアーのお方もいた(笑)
構想・計画そして建設まで約4年、25億9千万円をかけて出来上がった。担当職員が言うように施設内部の設備は随所に工夫が見られた。
地下1階から地上5階までの建物で、児童相談所、療育相談センター、青少年支援課などが入る。そして、知的障害児通園施設(定員50人)肢体不自由児通園施設(定員40人)が1階に入る。ここへ行けば、生まれたばかりの赤ちゃんから青年期のこどものことまで相談ができ、しっかりとサポートしてくれるというものだ。
トイレのスペースも広く、ドクターの診察室や治療の部屋もあった。
こどもたちが身体を動かすための道具や遊具、スペースなども確保されてた。トランポリンやおもちゃもいっぱい。
イスもカラフルで楽しい雰囲気のもの置かれていた。
内部をめぐりながら誰かが「こんな施設を作らなければならないことが哀しいねー。」と言っていた。本当にそうだなぁと思った。親がこどもを虐待したりネグレクト(育児放棄)したりして、こどもの生活や生命が守れないような場合にこういう施設が役に立つ。これは極端な場合だけど、核家族が進んで親たちがどうやってこどもを育てていいかわからない・・・悩んだりノイローゼになったり、そういうのが現実なのだ。そういう親とこどものためにあるいは、保護者のために、医師や心理士、ソーシャルワーカーなどが専門的に対応してくれるのがここの役割。横須賀市はそういった厳しい現実に真向かい、子どもと保護者のために一肌脱ごうと船出したのだ。
生活訓練のためにお風呂や洗濯場、プールなどもあった。
今日見せてもらった限り、施設としてはこの“はぐくみかん”かなり整っているのではないか。あとはスタートしてどう運営していくか、またここで業務を負うスタッフの皆さんがどこまで情熱をもって頑張るかだと思う。
私のような素人でも、今の子どもを取り巻く状況は本当に厳しいと感じるし、こういった仕事はとてもデリケートで丁寧さの必要なものだと思う。子育てに悩みをもつ多くの人々に「はぐくみかんに行ってみようかな・・?」と思ってもらえるような親しみのある、そして専門性の高い、スタッフの皆さんが温かい“はぐくみかん”となるように。大いに期待したい。私も学ばせてもらお。
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