2月に入ってニュースは毒物餃子の話で持ちきりだ。穴の開いた袋が見つかったので、後から混入されたと報道されたかと思うと、今度は密閉された状態の袋からも毒物は検出され、いよいよもって製造工場で意図的に混入された様相が強くなっている。誰がどんな目的で行ったにせよ、許されることではない。
ちょうどウチにも生協の宅配で頼んだ冷凍餃子があったので、パッケージをまじまじと見て、うん国産だ!と確認してから食べた。
餃子ってほんとうに美味しい。野菜とお肉と炭水化物をいっぺんに食べることができる。中国4000年の歴史とはよく言うけれど、食の知恵だと思う。その美味しい餃子が今や恐怖の餃子になってしまった。
先日「朝ズバ」を見ていたらみのもんた氏が「冷凍ものを買ってきてただ温めりゃいい、そんな安易な食生活が増えてることも一因。」みたいなことを言っていた。それは論理のすり替えだと聞いてて少々呆れ、時間が経つうちにだいぶ気に障る言葉へと変わっていった。だってそうじゃないかぁ。共働きの家、介護をしている家、障害を持っていて調理が思うようにできない人、いろいろなケースがあると思う。そりゃ、野菜や肉、魚素材ばかりを並べて調理できればそんな素晴らしいことはないけれど、みんなどこの家も忙しいし理想ばかりを追っていられない。だから、冷凍食品をところどころ使って食卓を演出してるというものだ。あー、みのもんたは時々いいこと言うけど、台所に立つ生活してないねと思っちゃった。年配の主婦層をお嬢さんと呼び人気を博しているけれど、ホントのところは全然わかっちゃいないんだってことだ。
それはともかく、この毒物餃子のことで、食料自給率のことやら、輸入加工食品のチェックの甘さやら、いろんなことが明るみになった。全貌が解明されるには時間がかかるようだけど、今後も注視していきたい。
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