昨日は久しぶりに、かもめ団地の応援してくれている人々と話した。「年金ではやっていけないので、福祉にお世話になっている。娘が時々来て、掃除をしてくれる。今だって、子ども用のオムツをしてる。」と言って玄関まで出てきてくれて、寒いのにドアを開け震えながら話してくれた。自分をさらけ出すことを厭わないSさんを前にして、私は声がつまった。
「暑い夏はもうお父さん、私をいじめないでよと介護施設に通わなきゃならないことを恨んだけど、おしりの世話はヘルパーさんがやってくれたので、さいごは私がやってあげなくて悪かったなぁって思ってる。今は生活が厳しいからバスの運賃ももったいなくて、できるだけ出かけないようにしている。」Kさんは久しぶりに伺ったことを喜んでくれた。
ゆっくり対話をするとどの人も赤裸々に生活実態を吐露する。どの話も重たくてその人の食い縛ってる現実がよく見える。何でこんなことまで、私に投げかけるんだ・・・・。少し考えて、それは私が政党の人間だし、議員だからということに突き当たる。みんな苦しいから何とかしてほしいと思ってる。今の世の中の矛盾をしっかりと見つめてよい方向に変革するのが私の任務なんだ・・・・そんなことはもうミルクレープみたいに度重なって自覚してわかってることだ。だけど、こうして対話をすると、本当に魂の根幹を突かれるようにものすごくダメージを食らう。そして時々の自分のぬるま湯加減を反省する。
現場へ行け、その人に会え、その人と話せ、会って顔を見て話をせよ。対面対話。“無知の知”を自覚せよ。21世紀の大村洋子へ紀元前のソクラテスがメッセージを発している。
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