ご挨拶の中でマイケル・ムーア監督の「シッコ」が紹介されていました。日本医師会の推薦映画だそうです。私はまだ観ていないのですが、方々でいい映画だと聞いています。アメリカの保険制度について描いているものです。マイケル・ムーア監督は痛烈にブッシュ政権を皮肉ってドキュメンタリーなどを作る監督で私も好きです。こういう監督が自由に映画を作ることができるアメリカの風土はさすがだと思います。様々異常さはありながら、まだまだアメリカの自由度は保たれているのでしょう。懐の深さを感じます。私はこういう監督の作品を日本医師会が推薦しているということに驚きをもちました。というか、それほどに今の日本の医療や保険など制度について医師会が危惧しているということでしょう。発言の中でも「日本の皆保険制度は世界遺産にも等しい」とか「医療は政治である」とか「医療費抑制政策を打開していくために、そういう議員を(選挙で)選んでいくことが大切」など語られていました。
後期高齢者医療制度や特定健診、小児科医や産科医の不足、医師の過労問題、年末年始ではたらいまわしの実態なども報道されていました。医療をめぐる状況は大変深刻です。それらを現場で受け止める医師の皆さんの苦労は大変なものでしょう。
横須賀市の救急医療ですが、新年の6日間で、3237人の患者さん1日平均540人。昨年より600人増えたそうです。市民の健康と生命のためにみんながお正月を過ごしていた時期にも奮闘されていた方々がいるわけです。本当にご苦労様です。
私も今、あまり誇れることではないのですが、内科、整形外科、歯科に通院しています。患者のひとりとして、また民生常任委員としてこれからも発言をしドクターの皆さんと連携してより良い医療のため微力を尽くしていきたいと思います。
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