この度の視察テーマのキーワードを大村洋子なりにつけるとすると、“軍転法”と“原子力の安全・安心”ってことになるかな。初日の28日は京都府舞鶴市へ行った。
鶴が羽を広げているかのような地形のリアス式海岸の舞鶴は横須賀と同じように軍都としての歴史をもつ。人口約9万人、面積は横須賀の約3,4倍の342.14平方キロメートル。家族を含めての自衛隊関係者は1万人ほどで全人口の10分の1強だという。お話をしてくれた市の幹部は自衛隊との関係を「共存共栄」という言葉で表現していた。良い悪いは別次元として、これが現実なんだろう・・・・。
旧軍港市の4つの市である、舞鶴、呉、佐世保、そして横須賀、この4つの中で舞鶴市は軍の土地だったものの転用状況で民間施設の転用が他と比べて多かった。(約半分)。
画像は東舞鶴駅前のお店で食べた煮魚定食。とろろご飯とカワハギの煮付け。切り干し大根もついてヘルシー!。このカワハギは最上級の美味さだった!特にはらわたが最高で、日本酒といただくことが出来ずカワハギには悪かった。
市役所から見える景観は横須賀よりこぢんまりとした湖のような海だった。それでも水面に浮いている“軍艦”は同じだった。
海岸線だけでも100キロ近くあるという。とても入り組んでいて水の向こうに常に対岸が見えるというような格好だった。湾の入り口は一番狭いところで700メートル。これでは海というよりは本当に湖のようだ。波もなく穏やかだった。
市役所に隣接する「赤れんが博物館」へも行った。舞鶴にはれんがの建造物が多く、そんなことから古今東西れんがを集めて博物館にしたそう。展示物の中には「アウシュビッツのれんが」や「ヒロシマ・サガサキのれんが」などもあった。
昔、「ブー・フー・ウー」という3匹のブタちゃんが家を造るお話を読んだけど、あの中ではれんがの家は一番頑丈でびくともしない家だった。でも、実はれんがは耐震の面ではあまり良い建材とは言えないんだとか。しかし、そんなことを抜きにすれば、れんがは何となくノスタルジックでまちのムードメーカーといえるのではないか。そんな思いをもった。
つづく。
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