画像は世界最大の科学掘削船「ちきゅう」の模型。今日は議員1期生の「一九会」で、夏島町にある海洋研究開発機構へ視察に行った。この「ちきゅう」という掘削船、実は去年横須賀に来ていて見た人も多いと思う。私も馬堀海岸沖にタワーみたいなやぐらを発見して驚いた記憶がある。マントルまでたどり着くほど地球を深く掘る技を持っている。高さは130メートルでベイブリッジは通れない。数ヶ月に渡り定点観測するそうで、研究者だけでも50人も乗り込む。ヘリポートもあり随時人や物を運んでいる。
こちらは深海巡航探査機「うらしま」ジャイロがあり状況に応じて自分で計算して行き先を決める。連続航行記録が317キロメートルでこれは世界記録。海底の詳細な起伏がこの「うらしま」の働きでわかるようになった。名前はなにやら、昔話の主人公で心もとない気がするが、最新の科学の粋が詰まった高性能な潜水艦。
ご存知「しんかい6500」。今日見たもので一番感激した。私はなぜ、「しんかい6500」を知ってるのだろう?と思い返してみると、たぶん息子の乗り物の図鑑か何かで見たのではないかなと思う。海の底6500メートルも潜る・・・すごいなぁ。すごい技術だ。ちょうどメンテナンスに帰ってきたところだった。見れてラッキーだった。有人潜水船としては深度世界1位である。人が入るキャビンのまあるい部分が露呈していてそれも見ることができて感激した。
海底や地球内部のことなどを研究することで、地震や津波を早く予測したりできるそうだ。ここ数年の異常気象や自然災害を考えると、こういった世界トップクラスの技術が社会生活に役立つことが強く望まれる。とは言え、そういう任務的なこともそうだけど、掘削船にしろ、潜水船にしろ人類の未知の部分を開拓しているというのはすごくロマンがあってワクワクする。
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