赤旗の一面に「労災再審 未決1000件超」と出ていた。
「これは労災にあたるのではないか」と本人もしくは家族が訴えたが認められなかった。それで今度は「なんで認めないんだ。おかしい。」と不服を申し立てた。その処理されず繰り越されて残っているものが年間1000件を超えるというものだ。担当者が少なくてOBに丸投げしているという。
労働強化やストレスで再審査請求は毎年増加しているという。本当にひどい話だなぁと思う。
なぜ私がこの記事に目をとめたかというと、ちょうど今労災のことでもめている人の相談を受けているから。
彼はパワーショベルから下ろされた大きな石を、一輪車で受け止めようとしてよろめき、自分の足の甲に落としてしまい骨折した。当然労働中なので労災が認められて然るべきなのに、会社は彼の健康保険で治療した領収書と引き換えに治療費は出すが、休んでいる間の給与は一切払う気はないという。
この会社は違法だ。 今、こんな会社が増えているんじゃないだろうか?労働組合が弱められて縮小する中で、働く人が泣き寝入りするケースが増えている。泣き寝入りはしたくない!と言って不服を訴えても、なかなか審議してくれない・・・どうなってるんだ!年金の問題にしろこの労災の問題にしろ完全に軽視されてるんだと思う。軽視してるから人も配置しないし真剣に取り組もうとしないんだ。ホントにまずい。
おおもとから社会を変えなくちゃダメだ・・・・いつもここへ着地する。
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