この1年で市内の建設業の労働災害は49件。そのうち死亡は4件だったそうだ。
いろいろな職業があるけれど、建設業の人々が一番危険と隣合わせで働いているのではないか。
分会長のお話の中に仮設費だけは競争入札から外してほしいという内容があった。一定の利益を確保できなければ、安全性も脅かされるということにつながるのだと思う。
三大災害という中に、クレーン災害の防止というのも入っていた。 つい最近もクレーンが倒れて近くにいた人が怪我をした災害があった。 私も、街を歩いている際にクレーンを見ると、速足で歩いてできるだけクレーンのアームが倒れて影響のあるエリアから離れることにしている。 どうしても怖い。
そうそう、「ヒヤリ・ハット」(ハインリッヒの法則)を思い出した。労働災害における経験則のひとつで、1つの 重大事故の背景には29の軽微な事故や災害があり、そのまた背景には300のヒヤリ、ハットがあるのだという。これは、日常生活にも応用できそうだ。幾つも小さなドジを繰り返している
ということは、いつかは取り返しのつかない出来事になりかねないということだ。・・・・反省・・・
災害といえば、福島第1原発。逆に考えれば、これほどの重大事故があった背景には300件のヒヤリ・ハットがあったということなんだろう。
ところで、今日の催しには衆議院議員の小泉進次郎氏も来ていた。小泉氏は原発問題について長く政権を担当していた自民党の責任を取り上げて「反省なくして前に進めない。」と言っていた。
ほう、
はじめて自民党の政治家から原発行政における反省の弁を聞いた気がした。
日本は、この痛苦の経験を無駄にしてはならない。
そして、自民党が本当に反省するならば、原発依存のエネルギー行政を抜本的に見直すべきである。
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