昨日の民生常任委員会は、午前中が健康福祉部。午後はこども育成部との質疑となった。
健康福祉部と質疑を交わした内容(全部ではなくて一部)
①昨年行われた事業仕分けで「シニアリフレッシュ事業」が「不要」との判定が出たが、続けてほしいという市民からの陳情が出された。その後周知を検討していくということだったが、今時点でどんな工夫を考えているのか。
「チラシ」を作成することを考えていると課長は答えた。私は市内に7か所ある高齢者の施設にポスターをつくり掲示してはどうかと提案した。実は、広報よこすか3月号の3面にこの「シニアリフレッシュ事業]のお知らせが載っている。3,4人の高齢者に「見た?」と聞いたら、「知らない」という声が返ってきた。
仕分け人が「不要」の判定を下した主な理由は利用率の低さだった。で、いかに対象者にお知らせするかが、カギになるわけだ。
課長は高齢者施設へのポスター掲示も考えてみると言ってくれたので、ぜひ進めてもらいたい。
②生活保護費の返還金について。これは予算的にみると歳入面の増加になる。昨年の倍以上の増額を見込んで1億1600万円となっていることから、その背景とすみやかに返還してもらうための工夫について質問した。
「消えた年金」問題などで、年金をさかのぼってもらえることになるケースが出てきている。受給者はお金が一時的に入ってくるわけだから、このときとばかり普段買えない家財道具などを買ってしまう。しかし、いくら自分の年金とはいえ、収入認定によってそれは返さなくてはいけないお金なのだ。
ここのところが、受給者とケースワーカーの間でトラブルになることが間々ある。
課長は「書面にてしっかりお知らせしていきたい」と答えた。そうだ。それが大切。
日本社会全体が落ち込んでいる中で、生活保護受給者へのバッシングが吹き荒れている。
ルールを守らない受給者も確かにいる。しかし、ルールを守るようしっかり導くことが大事なのだ。そのため年々増えているという返還への対策はきちんとやってもらいたいところだ。
③中央斎場の火葬業務一本化に向けての問題について。中央斎場の改修工事、浦賀火葬場への一時的な火葬業務集中、技能労務職員の配置についてなど。
画像は坂本にある中央斎場。
斎場業務はなくなり、火葬のみを行う施設となるため6月から内部の工事が始まる。
トイレを増やして洋式化し、斎場スペースをなくし、待合室を広げる。
一連の火葬場についての審議は前回の第4回定例会から本格化し始めている。
一時的な浦賀火葬場への集中により地元町内会では、交通量やにおいの問題などで不安がでていて、陳情も出されている。
実は、火葬場をめぐってはもう5,6年前から坂本への一本化が出されていて、その際には坂本の町内会との調整がポイントだった。浦賀火葬場周辺町内会のほうは、早く坂本に一本化してほしいという思いもあったようだ。そして、いざ、坂本へ一本化となると、そこにはまた幾つかの問題点が浮上してくる。
なくてはならない施設には違いなのにだが、やはり「迷惑施設」なのだ。難しいものだ。
質疑は30分くらいと思っていたが、気づいたら1時間も経っていた。
それにしても的確な言葉で要領を得て質問をするというのは難しい。
こども育成部との質疑の内容は次回。
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