航空機の騒音がひどくて眠れないという相談をいただいた。
羽田空港は4本目の滑走路が共用開始となり24時間運用の国際定期便就航の空港となった。
年間の発着回数は30万回から1.5倍の45万回になるという。1日平均の発着回数は約1200回で、午後11時から翌朝6時までの深夜・早朝の時間帯の発着回数は年回4万回、1日あたりでは110回だという。
相談のご本人と一緒に、環境部環境管理課へ行き担当職員と懇談した。
昨年10月21日、羽田空港の国際定期便24時間就航がスタートしてから、市内に住む市民から4件の騒音の苦情が寄せられているという。
職員の話では市としては、航空機に対しての権限がなく、所管は国土交通省になる。苦情については、すべて国土交通省に伝えはするが、できるのはそれだけだという。
神奈川県は羽田空港に関しての指定地域になるつもりもない。指定地域となれば、測定をするポイントとして重視される。県は自らその地域になるつもりもないらしい。
市内上空には約20㎞の航路の帯があり、そこを約11,000フィート以上でジャンボジェット機などが飛んでいる。1フィート≒0.304mなので、11,000フィートは約3344mくらいだろうか。
今日の懇談の中では
①騒音測定を再度、行ってもらうこと。複数の日と違う時間帯でということを検討してもらう。
②国土交通省に航路の詳細を問い合わせし、公表してもらう。この2つを提案した。
実は、飛行機の騒音については、違う方からも声を聞いた。そして、団会議の中では井坂団長も「夜、遅くまで起きていてうるさいなぁと感じたことがある。」と言っていた。そんなことから、潜在的にはかなりの人が感じているのではないかとの思いもある。
神奈川県には厚木基地がある。
ジョージ・ワシントンから飛び上がる戦闘機がある。
騒音問題もさることながら、年間45万回も羽田から飛行機が飛び上がり、着陸する飛行機を考えるとその倍?の飛行機が東京、千葉、神奈川の上空に舞っていることになる。しかも、戦闘機も。
空域が違う高度が違うとはいえ、これは考えてみたら、恐ろしいことだ。そんな飛行機がウヨウヨ飛んでる下で私たちは暮らしているのだ。
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