2006年1月3日その残忍な事件は起こった。
空母「キティーホーク」の乗組員、当時確か21歳だったと思うが、
その米兵は山崎さんのパートナーである佐藤好重さんを
金ほしさに10分以上にわたり暴行し死に至らしめた。
ひどい!許せない!
山崎正則さんは「泣き寝入りは絶対にしない!」と
日本政府と米軍を相手に裁判をたたかっている。
悲しさと悔しさをバネに勇気を奮ってたたかう山崎さんを
私は深く尊敬しこれからも支援し続けていきたい。
今日は、元米海兵隊で、ベトナム戦争経験者の
アレン・ネルソンさんの証言のフィルムも観た。
ネルソンさんは、貧しい家庭に育ち、高校中退後
18歳で海兵隊に志願した。
70年に除隊したが、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症した。
1995年の沖縄少女暴行事件を契機に沖縄を訪問し、
09年3月25日亡くなるまで、日本国内で1000回以上の講演を行った。
今日のフィルムはその模様を収めたものだった。
アレンネルソンさんの証言は米軍人の本質をズバリ言い当てている。
私は議員になった07年の第3回定例会の本会議ではじめて一般質問を行ったが、
その際に、米兵犯罪を取り上げて、当時の蒲谷市長と質疑を交わした。
その原稿にも書いたが、アメリカ人青年が軍隊に入り教えられることに
「kill kill kill」というのがある。つまり、「殺せ、殺せ、殺せ」だ。
フィルムの中では200m離れた人間の打ち殺し方を米軍がどう教えるかという話が出てきた。
頭も肩も足も狙わない。心臓でもない。狙うのは胴体の真ん中だそうだ。
必ず一発で仕留めるために大きな的を狙うのだそうだ。
私たちは、毎日安穏と暮らしている。
でも、横須賀にはアメリカの軍隊がいつもいて、その中の人たちは、
私たちが想像もできないような、実態の中で生活している。
アメリカって国はいつでも世界のどこかで戦争してきた、今でもしている国。
民主党政権はそのアメリカと同盟の深化なんて言ってるけど、
交通事故、落下物、強盗、不法侵入、殺傷などで、
不安な思いを強いられたり、傷ついたり、殺されたりする日本人がいつまでたってもなくならない、この現実をどう考えているのか。
50年先も100年先も、基地のまちでいいはずないよ。横須賀は。
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