夕方、一時帰宅して一休み。
テレビをつけると
頭頂部の禿げ上がったアメリカ人と八ツ場ダム問題でつまづいた現外務大臣が握手を交わしているではないか。
今後5年間毎年、1800億円そうとうの思いやり予算の約束だそうだ。
胸糞悪っ。
そもそも、「思いやり予算」というこの言葉、
1978年6月、時の防衛庁長官金丸信氏が、在日米軍基地で働く日本人従業員の給与の一部(62億円)を日本側が負担すると決めたことから始まり日米地位協定の枠を超える法的根拠のない負担に対して、円高ドル安などによってアメリカの負担増を考慮したもので、金丸氏が「思いやりの立場で対処すべき」などと答弁したことから思いやり予算と呼ばれるようになったという。
この言葉は言いえて妙だ。
揶揄する思いも込められてる言葉だと思う。
なのになぜ、この言葉は今もって生き続けているんだろうか・・・?
と、思っていたら、やっぱりだ。
日米同盟の深化・・・この言葉が大好きな自民も民主もが、
言わば野放しにしてきたこの思いやり予算という言葉を
前原大臣は問題にし始めている。
前原大臣は 「もはや思いやり予算という言葉は適当ではない」。という。
在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)について報じる場合、今後は「ホストネーションサポート」か「接受国支援」という表現に改めてほしいと記者側に要請している。
「思いやりという言葉はニュアンスが違う。日本がある程度の必要な経費を負担するのは戦略的な判断で、言葉がずれている」と言ったという。
これは、金丸氏が遠慮がちに言ったレベルとはまるで違う。
前原大臣は積極的に日本はアメリカに応えるのだと言っているのである。
前原氏はかなりなタカ派であることは知っていたが、ここまで露骨かと驚くばかりだ。
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