今日、お会いした83歳の女性にタイトルのようなことを聞かれた。
確かに高齢の方からは、ゴミ出しが大変とか庭の草刈りが自分ではできないとか
買い物に行くのが一苦労とか様々な悩みを打ち明けられる。
介護保険の制度は、料金ばかり取られて、使い勝手が悪いという声がすごく多い。
元気な方と介護保険の利用者とのはざまになっている方々の生活を
どう支えるか・・・これは今後ますます問われてくることだ。
よく「自助」「共助」「公助」などという言葉を聞く。
「自助」と「共助」、これはある意味で、公が財政出動を回避するために吹聴しているのではないかと思われる節がある。実際そういう意図があると思う。法的根拠の全くない「思いやり予算」は大盤振る舞いしながら他方、医療や介護にはお金を渋るという自公政権からの「伝統的」流れが相も変わらず続いているところを見るにつけ、「自助」「共助」なんて言葉を聞くと胸が悪くなる。
とはいえ・・・コミュニティが崩壊している現実を見ると寂しい思いもする。
できないことが増えていくとき、それを誰かに気軽に頼めるというのは、どんなに安心なことだろう。お金でドライに解決できれば、それもいいかもしれないが、やっぱり、ご近所づきあいなんだと思う。
そして、公的サービスが充実していればなおさら良い。メニューが充実していて選べれば、保険料を払ったかいがあるというものだ。そんなふうにならないだろうか。
そんなふうにするために頑張りたい。
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