横須賀市生涯学習財団の主催する「市民大学・夏期特別講座」へ行った。
弁護士で女性と仕事の未来館館長の渥美雅子さんの「人生を3倍楽しむためにひとりひとりのワーク・ライフ・バランス」という講演だ。
「仕事と私生活の共存」とか「仕事と生活の調和」などと訳される。講演の中で渥美さんは「ワーク・ライフ・バランスと言うよりはワーク・ライフ・インテグレーション(統合)」という言葉の方がしっくりくる」と言っていた。
ワーク・ライフ・バランスという言葉には、「ねぇ、みんな、ハタラキバチじゃダメだよ。もっと、家族と過ごす時間や趣味の時間をもとうよ。」というニュアンスが感じられる。ものごとを何でも斜に観る私は、「そんなこと言ったって、働かなくちゃ、生活できないのが、今のご時世じゃないのさぁ」と思う。だから事業者、企業がこの考えをもっと取り入れて推進できる環境を整えることが重要だと思う。厚労省が音頭をとってもっと進めてほしい。(画像は横須賀市の市民部人権・男女共同参画課が出しているパンフレット)
佐野元春の歌に「ミーニング・オブ・ライフ♪」という歌詞が出てくる歌がある。なんて歌だったか・・・。私はこの歌詞が好きで人生のいろんなシーンでこれは「ミーニング・オブ・ライフだ」なんて心の中でつぶやいたりする。目の前に宝物の時間が展開されている時や思い出してもほくそ笑むような時間の流れのことだ。
持病を背負うことになってからは、「クオリティ・オブ・ライフ」という言葉を考えるようになった。この言葉は単に「生活の質」なんて言葉で解釈されることがあるけど、私の中ではもう少し大きく広い意味合いで、「人生の質」とか「良質な時の過ごし方」なんていうふうに考えている。
ともすれば一方通行の時の流れの中で自覚もなく過ぎゆく毎日・・・・。俯瞰的な視野に立ってものを考える機会を得ることができた。
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