しばらくブログを書かずにいた。なんのことはない、ズボラの虫が復活しただけ。書かないなら書かないでいられるもんだな・・・と思った。でもやっぱりちょっと気持ちが落ち着かないので、“書く”ということを再開しよう。
今、柳田邦男氏の「『人生の答』の出し方」という本を南図書館で借りて読んでいる。その中に書くという行為が人生を刻みつける行為というニュアンスで書かれている部分があって、「あ~久しくブログ書いてないなぁ」と自分を振り返った。刻みつけるとまではいかなくても日々の出来事を言葉にしてみる、文字にしてみる、文章にしてみるという行為はなかなか味わい深い行為だ。
昨日、NHKスペシャルで「読字障害」について取り上げていて興味深く観た。以前から読むことが不自由な人がいることは知っていた。俳優のトム・クルーズ、彼は台本が読めないということを何かで読んで、ウソだろぉと衝撃を受けたことがある。でも、Nスペで名だたる著名人が実は読むこと書くことに苦労しているということ、日本人では20人に1人の割合でいるということが紹介されていて合点がいった
人類の歴史の中で文字の発明と活用はごくごく最近の話で、視覚的にとらえた文字を意味のあるものとして認識する脳の中のルートがまだ開発されきっていないそうだ。しかし、「読字障害」を持った人は右脳が活性化されていて3次元の立体感覚に優れた人が多い。
「『人生の答』の出し方」やNスぺから、読むこと、書くことって人間にとって何なんだろう?って思った。
議会の仕事をしていても、毎日のように冊子やお知らせなどの資料が配られ、それらに目を通す。疑問に感じたことは文字にして紙に書き込んだり、こうしてパソコンに打ち込んだりする。そして理事者に聴く。文字にするとモヤモヤ頭の中で浮遊していたことがしっかりと顕在化して治まる気がする。
刻みつけるとまではいかないまでも、やっぱり確認の意味で書くことは大事だなって思う。
画像は散歩で見かけた白い花
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