アメリカの自作自演だったのではないかと言われている9.11。ブッシュ大統領は「テロとの戦い」と連呼しその後の7年間、アフガンもイラクも泥沼状態となり現地の住民も米兵もジャーナリストもNGOの人々もたくさんの尊い命が失われた。
それでもテロはいっこうになくならない。
目には目、歯には歯、武力には武力のやり方では、解決されないということだ。紀元前からこんなことばかり繰り返しているんだ、21世紀だというのに。ハムラビ王も驚くよ。
ニュースを見ていたら、自民党の総裁選の模様を映していた。渋谷で5人衆がそれぞれに演説する模様だった。自民党はさすがだな、役者が揃ってる・・・5人ともカブリなくそれぞれがキャラを演じ、それなりに面白い。(もちろん揶揄)でも、小泉さんの「何もいえねぇ」には勝てないね(笑)
それで、ちょっと気になったのはどの人も「日本」という言葉をやたらに使っていたことだった。「日本を改革する」とか「世界に貢献する日本」とか「日本を再生するのは経済だ」とか。よく言うなーと思った。だって、自民党は鳩山首相以来、途中自民党じゃない首相もいたけど、おおよそこの国のリーダーシップを取ってきた政党ではなかったのか。どこかの誰かがこの国をダメにしたから、立て直すというならわかるが、自分らが壊しておいて、同じその手で今度は立て直しますってどういうことだ?と思う。
アメリカブッシュの自作自演と共通するものがある。「日本」という言葉を多く用いるのは政策的になにも具体的なものがないからだと思う。日本の政治史の転換点である中でその危機感から舵がどう切られるかにのみ話題が集中している。自民党に政治をやらせてきたからこんなに生活が悪くなったのだ。これが事実。エビデンス。
いくら「まつりごと」とはいえ、こんなお祭り騒ぎで国民を欺くのはもうおしまいにしてほしい。
どうしてわからないんだろう・・・・。窓枠を低空で飛びまわるしかないハエみたいに。世界を俯瞰すればおのずと見えてくるだろうに。外の世界はもっと広いのに。憲法9条をもつこの「日本」の役割はそんなにチープじゃないはず。
日没が早くなった。
9月11日の夕暮れ。
ドボルザークの新世界からのラルゴの雰囲気。
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