城下町である会津若松の駅舎はご覧のとおりのお城と言うか蔵というか、白い壁が目に眩しかった。「ハイカラさん号」という市内循環のバスにも乗りいまだに古いたたずまいの家屋が残っていることがよくわかった。この辺は横須賀とは違う。まち全体に骨董品屋の雰囲気が漂っていた。
商売がら(笑)他都市を訪れるとどうしても横須賀市と比べて観てしまうが、会津のまちは奥行き感というか、厚みを感じた。この見方はさすがに子どもの頃にはなかったので、自分としても新たな発見で新鮮に感じた。
会津市役所はすごーくアンティークだった。ちょうど神奈川県庁舎のミニチュア版みたいな感じだった。昭和12年(確か12年だったよな)に造られたとかで、エレベーターがないので、階段の脇にレールの上に電動のイスが設置されていた。
横須賀市の場合は本館と分館合わせて10基のエレベーターがある。はぐくみ館にももちろん2基ある。しかし・・・行政センターとなるとこれがおそマツくんなんだなぁ。(赤塚不二夫さんご冥福をお祈りします。)小さい赤ちゃんを検診に連れてきたお母さんがベビーカーで2階へ上がれないじゃん!(怒)美術館の前にこういうところに予算計上するべきだった。私が市長ならゼッタイこっちが優先だ!
議場は内装工事中だったが、十分にその歴史が感じられた。
正面の扉には鳳凰が描かれていてそれを観音開きにすると天皇の「御真影」が飾られていたそうだ。戦争への足音が微かに聞こえてきた頃に建造された、その時代背景が垣間見える。
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