もう知り合って4年になろうとするAさんと、今日は久しぶりに電話で話した。議員になる以前、生活相談活動が私の党内でのメインの仕事だった。その時に出会った人だ。彼女は心臓の病気を持っていて、一時は葉山のハートセンターで手術を受ける段取りにまでなっていた。しかし、結局それは実現はしなかったが。
介護保険は使い勝手が悪く、心臓の悪い彼女にまで、買い物や調理を強いるので、何の役にもたたないと言っていた。ただ、入浴することに神経を使うので、その時にヘルパーさんがいてくれると助かると言っていた。ヘルパーさんが背中を洗ってくれるとかそういうことではなくて、見守ってほしいとのことだった。
心臓に病気をもつ人は私たちが想像する以上に、外的な刺激にとても気を使う。Aさんは入浴中に心臓に異常を感じた際にすぐ近くにヘルパーさんがいてほしい・・・そう思っているのだ。
私は議員になって、ついぞAさんを忘れていた。日々の仕事の内容が議員になる以前とはだいぶ様変わりした。生活相談でシビアな問題も変わらず扱ってはいるが、それへの入れ込みは正直薄れた。やらなければならない仕事がいっぱいある・・・それをいいことに相談活動を2番3番と後方へ押しやっていたのも事実。
Aさんは声をつまらせて電話したことを喜んでくれた。私はその声を聞いて逆に反省した。
夜の会議で国際政治学者の畑田重夫さんがおっしゃっていた。
「旗は高く、旗竿は深く。」
「志は高く、姿勢は低く。」
「活動家は理論的、実践的そして人間的でなければならない。」
人間的というのは感性とか情も豊かたれという意味合いで私は受け取った。
日々の実践の中でやさしさを忘れちゃいけないなって改めてAさんと畑田さんから教えられた。
おまけの画像
黄色のユリ 名前は「モナ」
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