一般の社会常識なら、殺人事件を起こすは火災は起こすはの米海軍に対して、「8月19日の配備は、ちょっと待ってくれない?」というのがフツーじゃないだろうか。たとえばビジネスの世界でも契約しようという相手の企業が不祥事を起こしたら契約はフツー破棄になる。世の中のありとあらゆるもの近代社会では信用が大前提になる。
ところがどっこい、こと安保に関してはそうはいかぬ。相手がアメリカさんだとその常識が通用しない。私はここのところにものすごくド外れた異常さを感じる。“よき隣人”もいいだろう。親交を深めるのもいっこうに構わない。しかし対等にものが言えるそのくらいは確認し合わなければと思う。今の横須賀市の態度はどう見たって異常だと思う。
昨日、ジョージ・ワシントンで起こった火災についてケリー司令官が市長に経過報告に来た。これはセレモニー的な色合いのもので、内容として何も新しいものはない。J・Wは27日にサンディエゴ基地に入り今まだ火災の調査中である。市長は「司令官自ら、調査の第一報のために来訪してくれたことには感謝します。このようなことは、横須賀市と米海軍の信頼関係を築いてきたことの現れだと理解している。」と述べたという。
どこまで、お人よしなんだよ・・・と思う。
火災が発生してから、横須賀市に報告されるまで1日半かかっている事実はどうなるのか?そのことを厳しく追及もしないで、「お早い来訪ありがとう」ってなんなの?
少なくとも、市長は「通常艦がなくなるので原子力空母はやむを得ない」という立場なら、もっとしっかり原子力空母が本当に大丈夫なのか疑ってかかるべきじゃないのか。お礼なんか言ってる場合か。
先日キティーホークが日本を離れた。赤旗には「戦争まみれだった10年間」と載っていた。そうだそのことを忘れちゃいけないと思った。ジョージ・ワシントンだって似たりよったりのことするに違いない。日本を守るなんて大ウソだ。キティーホークの蛮行についてはねぎしかずこ議員が詳細に書き出しているので見てほしい。http://www.negishi-kazuko.jp/blog.php?ID=113
それにしてもケリー司令官は4月5月と続けざまに市長に会いに来ている。かつて、キティーホーク乗組員が佐藤さんを殴り殺した事件の後、「雨降って地固まる」と言って大ひんしゅくをかったが、少しは日本人の感情というのもを配慮・理解することを学んだのだろうか。とにかく報告することがなくても市長に会って“反省の態度”を見せなきゃって思ってるのだろうか。それともしたたかにこれも“戦略上の問題”って思ってるのだろうか。ケリー司令官の後ろにはペンタゴンとホワイトハウスがいるわけで、そんなものから見たら横須賀なんてアリンコみたいなものなんだろう。
だけど何度も言うけど、市長はその42万横須賀のトップリーダーなんだからもっとしっかりしてほしい。
間違えました!G・Wでした。
ジョージはローマ字だとJで始まるけどイニシャルだとGなんですね。
英語苦手なんです。
投稿情報: 大村洋子 | 2008年6 月 1日 (日) 08:05
J.Wって何?
投稿情報: | 2008年6 月 1日 (日) 00:04