一昨日、土曜の夜、息子が帰宅するなり言った。「ジョージ・ワシントンで火事があったってよ。」
携帯のニュースで知ったらしい。既に世の中に知れ渡っているのかぁと思った。午後1時に横須賀市の企画調整部・基地対策課からファックスが入って知っていた。
次から次へと騒動を起こしてくれるじゃないかぁ・・・。放射能漏れの前に艦内の火災対策が問題ってわけだ。
いわゆる5W1Hでこのことを考えてみたい。
誰が・・・原子力空母ジョージ・ワシントン
何を・・・火災
いつ…5月22日午前7時50分頃(現地時間)日本時間で言うと14時間の時差で計算すると、5月22日午後9時50分。
どこで・・・南米沖の太平洋上、艦内の位置でいえば、船尾のボイラー室と空調・冷蔵設備及び補助ボイラー室付近。
なぜ・・・?
どうやって・・・?
基地対策課からのファックスと新聞報道だけでは、よくわからない。特に最後の“なぜ”“どうやって”が全くわからない。うがった見方をすれば、乗組員による放火の可能性もあるだろうし、発熱箇所の点検漏れによるものなのかもしれないし、タバコの不始末かもしれない。原因は徹底調査されなければならないし、それをきちんと米海軍は横須賀市に報告するべきだ。
それにしてもこの少ない情報の中でさえ、不可思議なことが2つある。1つは情報伝達の遅さである。私の計算で間違っていなければ14時間の時差がある。すると、発生時間は上記のとおり夜の9時50分。これは22日である。そして基地対策課からうちにファックスが入ったのは、24日の午後1時である。約39時間もたっている(!!!)どう考えたらいいのだろうか?2つ目は鎮火に数時間を要していることである。熱や煙が通風ダクトを通じて他の部屋にも伝わり乗組員らが消火作業にあたったという。20人以上が熱中症になったという。そしてこの火災に対して、基地対策課のファックスには“小火(ぼや)”と書いてあった。ちなみに小火を広辞苑で調べてみると、大事に至らないうちに消し止めた火事。と出てくる。20人以上が消火にあたり熱中症になり鎮火に数時間も要する火事は小火といえるだろうか?この認識にまずは驚く。
詳細な内容がわかりしだい、また書きたい。
上村さん、コメントありがとうございます。上村さんは船に乗るお仕事をされていたので、艦内での火災をリアルに考えることができるのでしょうね。乗組員の兵士たちも任務とはいえ怖かったでしょうね。
今まで、地震とか津波などの天災と原子炉の関係はよく語られてきましたが、今回のような艦内の火災はある意味盲点でした。安全性というとき、こういうこともきちんと考えなければならないことがはっきりしました。
投稿情報: 大村洋子 | 2008年5 月26日 (月) 22:12
船舶火災の恐怖
船舶で発生した火災は初期消火に失敗すると、鎮火が不可能の状態となります
総員退船しかなく船を放棄するしかありません、鎮火したとしても船体の鉄骨等が
脆弱をして強度不足となります
無論軍艦も頑丈に出来ても大差ありません、軍艦が初期消火に失敗すると民間船と違って、爆薬に引火誘爆を起こし被害が増大します、原子力空母ジョージ・ワシントンが横須賀基地でこの様な事が
発生したら想像を絶する事態となります
22日午前8時頃、予備ボイラー室がある船尾の一角で火災が発生火はケーブルを伝って数カ所に広がり一時は船体の一部が高熱を帯びたが、乗組員らによる消火作業で延焼を食い止め、数時間後に鎮火した艦の原子炉の安全には問題ないとしているが、水兵23人が軽い熱中症で治療を受けた。22日の出火時は太平洋岸のサンディエゴへの寄港を前に、洋上で補給を受けていたという<火災のジョージ・ワシントン、横須賀配備の時期に影響も原子力空母ジョージ・ワシントンで起きた火災を受け、ジェームズ・ケリー在日米海軍司令官は24日報道陣に対し「船体の損傷程度を調査した上で修理が必要となる。修理にかかる期間や場所は未定だが日本への配備スケジュールに影響する可能性もある」と話しました。
何とか横須賀配備食い止めましょう
投稿情報: 上村哲夫 | 2008年5 月26日 (月) 09:43