残忍な事件が起こった。テレビや新聞の報道の断片をつなぎ合わせると犯人像がおぼろげながら浮かび上がってくる。・・・・・これが率直な感情だ。汐入の現地はよく知っている。マンションやオフィスもあるが急斜面地の壁が続き行き止まりになっているところ。周りに住んでいる方が「ギャー」とか「ノー」という声を聞いているという。
刃渡り20センチもある刃物で左首から肺の上部まで貫く形で刺している。刃の部分はほとんど埋まっているいるというから犯人は物凄い怪力でいっきに刺したのだろう。一部の報道で車内から米兵名義のクレジットカードがみつかっていることがわかった。
最初、犯人はサウスポーかなと思った。しかし日本のタクシーはほとんど運転席が右だから左後部座席に乗った犯人は右手で運転手さんを刺したのかとも思った。争った形跡はないこと金品も盗まれていないことなどから顔見知りの怨恨の線もあるだろう。しかしメーターが17000円をさしていたというからかなりな距離を乗っての犯行だった。わざわざ、行き止まりのところで止めたのだから、地理もよく知っていたといえる。
犯行が行われたのは19日の夜。昨晩(20日)のテレビ報道では車内には何も残っていなかったとの報道だったが、ネット上の報道では米兵のクレジットカードのことが流れている。これも合点がいかない。報道規制か?
とにかく早く全貌が明らかになることを望む。
亡くなったタクシードライバーの高橋正昭さん(61)の断末魔を思うとやりきれない。ご冥福をお祈りいたします。
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