米空母キティーホーク乗組員にパートナーを惨殺された山崎さんの裁判を支援する会の学習会に参加した。
日米地位協定の屈辱的内容を改めて目の当たりにして、日本は独立国家と言えない!全然言えない!と怒りがこみ上げてきた。
米兵が日本国内で犯罪を犯した場合、公務中ならば、日本政府に対して損害賠償の請求ができる。しかし、公務外の場合は日本政府は関与しない仕組みになっている。この場合、アメリカからのわずかな見舞金(慰謝料)のみになっている。なおかつ、この見舞金と裁判所の確定判決額に差額が生じた場合、日本政府が支払う努力をすることになっている。(96年沖縄に関する特別行動委員会(SACO合意))この箇所を講師が読み上げると、会場がざわめいた。レジュメには「思いやり予算」どころか、米軍犯罪の肩代わり(「売国的」条約)と書かれていた。本当にその通りだ。右翼の諸君は「売国的」という言葉の使い方をよく考えて欲しい。「売国的」とはまさにこういう時に使うものだ。
公務中、公務外で対応が違うのも腹立たしい限りだ。被害者にはそんなことは理由にならない。
米兵による凶悪犯罪(殺人、強盗、放火、強姦)は98年以降増加している。それは湾岸戦争、アフガン、イラクを戦っている海軍と海兵隊に顕著で、戦争で荒んだ兵隊が陸に上がり犯罪を犯すという構造が見えるという。殺されたり暴行を受けた様子は本当にひどいもので、殴るといっても、横からパンチではなく、真正面から鼻骨を砕くようななぐり方だという。アレン・ネルソン氏が書いていた通りだ。殺す訓練を受けた者のやり方なのだ。
山崎さんは「米軍基地があるから犯罪がなくならない。日本にアメリカの基地はいらない。」とはっきり訴えている。この裁判は単なる損害賠償問題ではなく、日米安保をストレートに問うている意義深い裁判だ。世論をもっと喚起して日米安保に風穴を開けたい。
憲法九条を守るたたかいや沖縄のたたかいとも連帯して!
画像は“琉球新報”細かいのは集まった人々です。地区委員会へ行ったら壁に貼ってあったので、思わずパチリ。民衆の力ってすごい。神奈川も平和のために頑張ろう!
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