昨日、沖縄宜野湾市では11万人もの大きな集会があった。28日にも少し書いたけど、高校歴史教科書の沖縄戦における「集団自決」で日本軍の強制や関与の記載が削られたことに対しての抗議と検定撤回を求める集会である。
政府、文部科学省はこれほどの人々が集まったこと、これが沖縄の意思であるということを重く受け止めるべきだ。そして、直ちに教科書検定を撤回すべきだ。
私は灰谷健次郎の「太陽の子」を読んで沖縄の歴史や戦争への思いを知った。もう、20年以上前になる。1987年に初めて沖縄本土へ行き島の半分が米軍基地なのに驚いた。その後、1999年だったか今度は冬に息子と行っている。バスガイドさんが「基地の中のクリスマスのイルミネーションは私たちの思いやり予算で輝いています」と言ったのを今でも印象深く覚えている。
沖縄は明らかに日本本土と文化や歴史が違う。“自決”という概念も沖縄にはなかった。それを皇軍が強いたということは、私は二重の意味で犯罪的だと思う。しかも、それを教科書から削って隠して子どもたちに教えないというのだから、大人のやることじゃない。これは沖縄の人々だけの問題ではなくて大和民族(ヤマトンチュー)こそしっかり受け止めるべき問題なんだ。
15日、16日には沖縄県知事、県議会議員、市町村長らが東京へ来て要請行動を展開するようだ。注目して応援したい。
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