「おりょう会館」につとめていてる友人が、「お客様感謝祭」があるのでぜひ来てと言うので、行ってみた。
横須賀に住んでいる人なら、「おりょう会館」の「おりょう」とは坂本龍馬の妻、おりょうのことだと知っている。その「おりょう会館」とは主に葬儀を執り行う場所である。
祭壇や骨壺のディスプレイもありなかなか面白かった。最近の骨壺はデザインの施されたものもあり、中にはゴルフボールの形や美しい模様の骨壺もあった。
「これは使い回しするのかな?・・・つまり子とか孫に・・・」
「それはないでしょう。だって1人1人お墓に納めるのだから。」
友人はあっさり受け流してくれた。
口に出して質問してから、なんてふざけたことを聞いてしまったのだろうと後悔した(タラッ)
横須賀龍馬会の顧問である磯野淑紀氏の「坂本龍馬とおりょう」という楽しい講演もあった。
その中で“月琴”という楽器の演奏もあった。
まぁるいお月様のようなので、月琴というらしい。
はじめて聞いたが、エキゾティックな音色だった。
後半に小泉進次郎衆議院議員のあいさつがあった。
その場その場にマッチしたことを機転を利かせてお話する
小泉さんにはいつも感心する。
「私にとってのおりょうさんにはまだ出会えていません。しばらくは政治に専念します。」と言って、会場を湧かせていた。
***
「斎場業務だけではなく、ゆくゆくは高齢者のみなさんの憩いの場なども提供したいと考えているんですよ。」名刺交換した部長さんはこう言っていた。すでに少人数でカラオケのつどいなども始まっているとか。
“未来のお得意さま”をゲットするためという意味合いが強いとは思うが、「無縁死」「孤独死」が広がる高齢者を取り巻くこの社会状況の中でトータルでかかわることの大切さを斎場業者はいち早く気づいている。
高齢者人口が増えて、斎場業務は今後比較的安定した業種になるのだろうが、一方で生活困窮者が増え死んだ後までお金をかけられないという人も多い。また、「私のお墓の前で泣かないでください♪」という歌詞にみられるよう、価値観も多様化していて、死のセレモニーは簡素化してきている。
とても勉強になった。
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