市営住宅や県営住宅など公営住宅にお住まいの方から、
今住んでいる、3階、4階から1階に移りたいという要望を何度か聞いてきた。
横須賀の市営住宅は保全協会が、横須賀市内の県営住宅は東急コミュニティというところが、それぞれ委託されて管理運営を行っている。どちらの所長とも懇談をして入居者事情などを伺ってきた。
たいていの場合、医師の診断書によって、階段の上り下りが著しく困難という場合には、階下への引っ越しが可能になる。
今回の相談の方は、階下への引っ越しはできたが、改めて市営住宅の契約をする際に、保証人の問題が発生した。
今まで登録していた保証人が音信不通により、新たな保証人を探さなければならなくなった。
そんなことで、昨日は都市部市営住宅課の職員と懇談をした。
今回のようなケースの場合は「申立書」を提出すれば大丈夫とのことだった。
つまり、努力をしたが、保証人が見つからなかった、そのことを申し出る、そして引き続き保証人を見つけるために努力し、見つかった場合は届けるという内容だ。
いろいろ、話を聞くと、昨今はこういうケースが増えているとのことだった。
「孤独死」「無縁死」の数も悲しいことに横須賀でも増えているそうだ。
独り暮らしの高齢者が亡くなり、なおかつ保証人がいない場合は、家財道具などの処分に一苦労だそうだ。
しかし、市としては、住宅を応募し、当選した際に、保証人がいないということで、はじくことはしないということなので、ほっとした。
市内には約5000世帯の市営住宅がある。
エレベーターが設置されていないので、1階へ移りたいという方、保証人問題、家賃の滞納など市営住宅を巡っては問題山積である。
市営住宅は都市部に入っているが、どちらかというと福祉の部門にカテゴライズするほうが、いいのではないか・・・と思った。これからはますますそういう観点が必要になるだろう。
2月に入り、梅が存在感を増してきている。
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