友人、知人の中に統合失調症やうつの人がいる。生活相談でも精神疾患の方にはたくさん会う。身体に障害をもった人とのかかわりもある。1人ひとりの相談を解決するためには、制度とか施策の充実を問題にせざるを得ない。そしてもっと大きな視点に立てば、やはり社会の変革だ。
戦争や生産性重視の社会では、若くて健康な男性がもてはやされる。高齢者や障害のある人や女性は半人前扱いされる。
私は資本制社会では基本的に障害をもった人は人間らしく生きることは難しいだろうと思う。儲け第一主義の社会は「障害者」という存在と矛盾なしに共存することはできない。
だから、すなわち、「障害者」は存在そのものが革命的なのだ。
昨日の懇談の中では、「公的保証人制度」とか精神疾患を発症した高校生への復学の補助金制度の確立だとか、制度・施策の面でいくつかのヒントをもらった。
人間は獣と違って、弱肉強食ではなく知恵を持ち寄り共存の道を追求してきた。21世紀は人権の世紀と言われるが、誰もが生きやすい、暮らしやすい世界にするためには、まだまだ知恵と努力が必要だ。それは“たたかい”によって切り拓かれる。
画像は「はぐくみかん」の鈴虫。
もう、秋なんだなぁ・・・・・。
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