部屋の窓を二方向開けると薫風が渡り気持ちがいい。湿度は55%快適だ。
昨日は学童クラブの総会に出席したあと、三笠公園のカレーフェスティバルに行ってみた。横須賀海軍カレーの議員連盟 (カレー議連)があるが、私は入っていない。軍隊とカレーで思い出すのはサリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」の一節だ。これはもう記憶なので本当にそういうくだりがあったのか定かではない。ほとんど私の創作かも。
主人公のホールデンと友人の会話。「寮では金曜日の夕ご飯は決まってカレーなのさ。なんでか知ってる?」「さぁ・・・。」「翌日の土曜日にはみんな帰省するだろ。そうするとお袋が、『ジョージ、昨日の晩は何を食べたの?』って75%くらいの確率で聞くのさ。」「うん、それで?」「そうするとどいつも『カレーだったよ』って答えるのさ。それを聞いたお袋連中は、『まぁ、それは良かったこと!』とか言っちゃって息子をこの寮に入れて正解だったって思うのさ。つまり、金曜日のカレーってのは校長先生が仕組んだことなのさ。」
当初私は、「ライ麦畑でつかまえて」の影響で金曜日がカレーの日というのは欧米の軍隊の習慣からきていると思った。しかし、どうもそうではないらしい。曜日感覚のメリハリをつけるために金曜日はカレーの日だったようだ。
「ネイビーバーガー」のことは以前にも書いたとおりで、この「海軍カレー」も同じような意味合いで賛成できない。横須賀が 基地から解放されてノスタルジックに語られる際には「ネイビーバーガー」も「海軍カレー」もそれはそれで趣があるかもしれないが、現在進行形の中ではこれを流布することがどういう意味をもつのかを考えなければならないと思う。
カレーフェスティバルでは島根県隠岐島の「さざえカレー」、福島県会津の「地鶏カレー」、沖縄の「黒豚カレー」を手に入れた。それにしても、カレーってなんでも具になるんだなぁと改めて感心する。偉大なるインド人に感謝。
コメント