原子力空母ジョージ・ワシントンが先日艦内で火災を起こしたが、その原因がタバコだったことが昨日報道された。吸ってはいけない場所でタバコを吸い、置いてはいけない場所に置かれていた油に引火したとのことだ。人物は特定されていない。
・・・・いやはや。
私は最初「これはもしかして、放火かな?」と思っていた。あまり軽はずみなことは言えないなと思い黙っていたが、放火だからこそ原因が特定できないのだろうと本気で考えていた。冗談でタバコの可能性もあるなとも思っていたが、まさかこちらが当たるとは・・・。
以前から米海軍の規律の乱れや素行の悪さに危機感を抱いていたが、これほどまでとは思わなかった。外から想像する以上に、そうとう米海軍はおかしい。これでは軍隊としての体をなさないのではないか?私が心配するのもヘンだが、実際そうだろう。
事故が起きる確率を論じた法則に「ハインリッヒの法則」というのがある。別名ヒヤリ・ハットの法則なんていうふうにも言われる。事故というのは、何度も何度もヒヤっとしたことが繰り返される中でその何度目かに事故として現れる。してみると、火災になる以前にすでに危ない段階が何度もあったということだ。
原子力空母について、その危険性の最大のものが放射能だったが、今回の火災でいかにそれが恐ろしいものかということを考えた。原子炉だけではない、戦闘機のジェット燃料や爆弾、そんなものも空母にはたくさん積まれているのだ。
ドライバーなら誰でも知っている「ガソリンスタンドではタバコを吸いながら給油してはならない」。これは常識だ。しかし、軍隊のプロである米海軍の兵隊は油の近くで平気でタバコを吸っていた。
こんなものが、こんな人たちが9月の下旬には横須賀へ来ようとしている。
それを受け入れる日本政府と横須賀市の見識が疑われる。
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