今日は、党内の親しい友人が3人ウチへやってきて、お茶を飲みお菓子をパクつきながら“綱領”の学習をした。けっこう面白かった。
ものごとをじっくりと見つめて掘り下げて考えるのが好きな私は、3人が足並み揃えて進んでいるのに、一人立ち止まって考え込んでしまった。
日本共産党はまずは民主主義革命を!そしてその次に社会主義革命を!と言う。いわゆる2段階革命論ってやつだ。つまり、今の日本にはまだ民主主義が根付いていないとみている。私もそう思う。全然平等じゃないし、差別はあるし民を大事にしない状況がまかり通っている。
昨日のブログに出初式のことを書いたけど、最初の方に国歌斉唱というのがあった。私ら市会議員などが座っていた席の後方に後から気づいたのだけれど、日の丸が掲げられていた。というか君が代が流れながら掲揚されたというのが本当のところなのかな、とにかくそのタイミングでは見ていないのでわからないのだけれど、要するにそういう式次第になっていた。私は当然起立もしないし歌いもしなかった。
なぜ当然なのか。なぜ起立をしないのか。なぜ歌わないのか。
それは今日のテーマの観点からいくと民主主義を根付かせたいと思っているからってことになる。私らの席の前には自衛官がまたもやズラーと並んでいた。(蒲谷市長によると横須賀ならでは)その自衛官の皆さん方は当然ながら起立をし斉唱をしていた。
なぜ当然なのか。なぜ起立をするのか。なぜ歌うのか。
自衛官の皆さん方の中にもおそらく民主主義は大切だという気持ちはあるだろう。だとするなら、私の中の民主主義と自衛官の皆さん方の民主主義は何が違うのだろう?
民主主義は大切と言いながら他方では天皇をたたえる歌を歌う。これは矛盾してやしないか。言葉では主権在民、国民こそ主人公と言いながら、その実涼しい顔で君が代を歌う。これが今の日本の民主主義の到達点なのだ。
あまりに稚拙な民主主義ではないか。
よく日本の民主主義と欧州の民主主義を比べて日本の民主主義は自分たちがかちとってきたものではないと言われる。民主主義とは与えられてもピンとこないもののようだ。やはりたたかいの中で自分たちで獲得してこそ大切さがわかるものらしい。
民主主義革命から社会主義革命へと言っても、まだまだ道のりは遥か。
ひとつひとつ思いを行動に表す。考えを実践する。その積み重ねだなぁ。
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