眠りに入る頃と、目が覚める頃、覚醒と睡眠のはざ間というのは何かと不思議なことを考えるもんです。今朝、起き掛けに“藤原紀香”の話が頭に思い浮かびました。昨日の“徹子の部屋”のお客様だったのですね、藤原紀香が。それで、彼女面白いこと言ってました。彼女は最近結婚しましたよね。で、どういう点で男性を選ぶかという話になったときに、見た目ではなくてここぞ!と言うときにリーダーシップを発揮して頼りになる男性がいい・・・ってなことを言ってました。ここまではいいとして、その後が面白かったんです。
「古事記や日本書紀でもそうじゃないですかぁ。男の神様と女の神様がいて男の神様がここぞと言うときに力を発揮して、島ができたり国ができたりしたんです。だから、やっぱり男性の力ってすごいなぁって。」
藤原紀香と言えば、発展途上国へ行って世界平和を訴えたりしてる人ですよね。言葉づかいもきれいだし、理知的な感じを受けていたけど、ずいぶんと頭の中は非科学的な人だなぁってびっくらたまげました!
ま、創世記でも男のあばら骨から女が作られたなんて記述がありますね。聖書全体から感じることは、このフィクションを書いたのは男性だろうなぁってことです。どう考えたって女性の発想じゃない気がします。
今、生命科学者の柳澤佳子さんの「すべてのいのちが愛おしい」という本を読んでいるのですが、その中に「ヒトの受精卵は受精後8週目あたりで、男の赤ちゃん(胎児)ではアンドロゲンというホルモンがつくられます。胎児はアンドロゲンがなければすべて女の子になります。」という記述が出てきます。私はここを5回くらい読んじゃいました!つまり、最初はすべて女なのですね!人類はすべて7週目までは女性なのですよ!だから、すべての人間は女性から生まれるっていうのは2重の意味なんですね!(あーびっくりマークが4回も続いちゃった。)
1988年の夏から冬にかけて、つまり私が妊婦だった時期ですが、その頃にもいろいろな本を読み漁っていて、この事実には突き当たっていたと思うのですが、改めてそうかぁ!と思いました。科学的な真実は強力ですね。
神話の世界はロマンティックでいいのだけれど、はっきり言ってウソだから、それを根拠に語られても白けちゃうわけです。
そうそう、文部科学省が「徳育」というものを教科にしようとしていますね。これはとっても怪しい気がします。神話の世界が出てきて、根拠のないことを流布して戦前の教育に様変わりさせようと目論んでなきゃいいがなと思います。“日の丸・君が代の強制”~“心のノート”~“靖国DVD”その流れできてることですから、とても憂いを感じます。
今日はなんだか、「藤原紀香」から「徳育」までまとまりがなかったなぁ。あっ、そうだ、まとまりないついでに、書いとこう。浦賀駅の前のゼブラゾーンを渡ったところにまだ、安倍晋三さんが貼られてるんです。しかも2枚も。上目遣いで「成長を実感へ」とかって語ってらっしゃいます。もう、福田さんになって1ヶ月たつのだからそろそろ、お隠れあそばされたほうが良いのではないかなぁ。余計なことだけど、いつも通る度に気になる。小泉さんなら地元だからまだしもねぇ。安倍さんの非科学的なアナクロニズムはもう結構です。
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