２００６年横須賀で起こった米兵による強盗殺害事件

山崎正則さんの裁判報告のつどいに参加した。

事件は２００６年１月３日横須賀市米が浜通で起きた。山崎さんのパートナーである佐藤好重さんが空母キティホーク乗組員である米兵に１０分間にわたる暴行を受け殺された。

金欲しさに道を聞くふりをして近づき好重さんに暴行を加えた。

夜通し酒を飲み早朝、たまたま通りかかった出勤途中の好重さんを狙った。

今日の弁護士の話では、好重さんの前にも話しかけられた人がいたようだが、その人は相手にしなかったようだ。好重さんは道を聞かれて親切にも話に応じてしまったのだ。

「良き隣人政策」というのがある。

私も２０１０年の予算議会の代表質問で、この問題を取り上げた。

米海軍は横須賀市民とできるだけ親密になろうと心がけている。

「日米親善桜まつり」とか「みこしパレード」などを機会に

巧みに市民を基地の中に誘い、両者の距離を縮めようとしている。

 

 

でも、考えてみれば、相手は軍隊なのだ。

イラクでもアフガンでも現地の子どもや女性をかまわず殺戮した兵士。

人としての当たり前の感性を奪われ、ストレスに打ちひしがれている（ある意味、米兵も被害者）アメリカの若者が飲酒によって、さらに凶悪になって暴れ、市民が犠牲になっている。

これが実態。

山崎裁判は一昨年２００９年の５月の第１審で、米海軍上司らに監督責任があることが判決の中で明らかにされた。これは画期的なことだ。実際、米海軍は兵士に対してミッション（任務）とリバティー（任務外）の両方について規範を設けているというし、過去においてもリバティー時間に犯罪が続きその責任として空母の艦長が更迭されたりしている。任務外でも米海軍に監督責任があることは米海軍自身が一番よく知っているということだ。

この５月、６月山崎裁判は大詰めを迎える。

私も引き続き議会の内外でこの問題を暴露・告発して頑張る。

 

Comments

[投稿情報: 大村洋子]

うみおとこさん、
ありがとうございます。
カレーフェスティバルは1日目は雨でお客さんの数は少なく、12,000人。
2日目は天候良く大盛況で44,000人。合計56,000人という報告でした。
79の事業者で90のブース。東日本大震災の義援金は40万円を超えました。
テレビでも放映されていましたので、認知度は年々増していて、来年、再来年とどんどん集客が促進されていくことでしょう。
　浜岡原発については、経団連の米倉会長が「結論だけ出てきて、経過はブラックボックス」と言っている通りで、この結果は歓迎ですが、私も解せない思いをもっています。うみおとこさんが言うように、米軍・米国の圧力という見解は様々言われているようで、それが真相かもしれません。私は菅首相の英断というよりも、産業界や地元の首長へ打診することなく、いきなりトップダウンというやりかたのまずさこそ、明らかになったと思いました。自分が日本のトップリーダーだからとでも傲慢に思っているのでしょうか。だとしたら、“菅違い野郎”です。

[投稿情報: うみおとこ]

菅総理が浜岡原発のみの停止を求めていることをどう捕らえますか。
私はこれは安全管理や東海道ラインの遮断を慮ってのことと一見思われますが、菅政権は全く違う見解で停止を求めていると思います。原発の危険を考えているのではなく、米国の圧力から動いているのだと思います。
横須賀に司令部を持つ米国第七艦隊の安全の為の米国の圧力だと考えます。
日本の気候は西から変わります偏西風の関係です。
浜岡で放射線の流出が起きると東に位置する横須賀は諸に影響を受けます。司令部のあるジョージワシントンをまた横須賀から太平洋上に動かさなければなりませんし、艦載戦闘機を急遽厚木から戻さなければならないですし、洋上に出るためには、水や食料を用意しなければならないですし、いつおきるか分からない地震のために、常に戦闘体制におかなければならないことを避けるために、圧力を掛けてきたのだと見るべきだと思います。
福島の時に横須賀基地の陸上司令部関係者も避難したことを考えると、浜岡での事故は極東で、中国，北朝鮮、ロシアと対峙している第七艦隊にとって絶対に起きてはならない事柄になります。
菅政権には、原発の危険性に対する認識も解決策も無いと思います。
私には民主党がこんなにも米国に隷属的だったのかと自分自身の認識の甘さにガックリです。
沖縄の基地問題にしても、米国の意見のごり押しです。
今度の山崎さんの裁判だって、沖縄の基地問題と浜岡の停止を考え、裁判結果としてはもしかして勝かも知れませんが、裁判に勝てたのではなく、沖縄の負けが隠されているのかも知れません。
日本の基地問題の解決には、日本共産党以外出来ないのだと、もう一度認識しました。
しかし、野坂参三さんから戦後頑張っていますが、どうも「共産党」のネーミングが邪魔をしているように思えているのが正直なところです。
communism（カミュニズム)党なんて変えたら、戦後の言葉「あか」や「レッドパージ」とかイメージが消えるような気がしますが・・・・。