今回の原発事故はいろいろなことを提起していると、つくづく思う。
大地震がきたら、外部電源や自家発電のシステムが壊れる可能性があることやさらに大津波、まずは押し波で原発機能が壊れる。それから引き波によって今度は冷却水が取り入れられなくなる。だからそういうことをしっかり検討して早急に備えをしてください。と
国会でも取り上げられ、地元でも要望が出ていたのに、結局は東京電力はそれら切実な声をまともに受け止めることをせず握りつぶしてしまった。
1896年に起きた明治・三陸地震では波の高さが、なんと38メートルにもなったという。
ということは少なくとも40メートルの防波堤を作らなければせき止められないことになる。
要するに、地震・津波の多いこの海沿いの地域に原子炉を並べて作ったことじたいが、人命軽視ってことだ。
1000年に1度の地震と津波と言われるが、これは100年に1度のリーマンショックと同じ系統の言い回しで、だから不可抗力なんですよ言わんばかりの言い逃れでしかない。
やるべきことをしっかりやってこなかった東京電力の責任は免れない。
さて、同じ原子力とつく原子力航空母艦はどうだろうか。
今やジョージ・ワシントンは横須賀からトンズラしてしまった(笑)
福島から飛散した放射線が艦に付着すると、自らが出した放射線と区別がつかなくなるからというのが、理由らしいが、してみると、実は原子力空母は放射線が大の苦手ってことか。
自らが2基の原子炉を積んで放射性物質を抱いているにもかかわらず、他の原子炉から飛んできた放射線にはめっぽう弱いということになる。
実に滑稽な話で、皮肉の1つも言ってやりたくなる。
米軍は日本を守るのではないか。大義名分はどうした。
北朝鮮が攻めて来たら一人じゃなにもできない日本はどうしたらいいんだよ!(笑)
ワシントンはどうも3月28日に佐世保に寄港する予定だったらしい。
しかし、“ドタキャン”した。横須賀を出ていく時もさんざん右往左往したが、今もって海上を彷徨っているようだ。
福島原発はいまだ終息の見通しがない。
このままでは当分ワシントンは帰ってこれないだろう。
いいよ、もう、帰ってこなくて・・・・さようなら。
戯言はともかく、安全性の面でこれだけ原発が問題になっているのだから、
洋上を動き回る原子力空母に対してだって、国民の目は厳しくならざるをえない。
軍事機密だからではすまされない。
第2回定例会では、どうやって市長を追及しようかな。
原子力空母問題を追及してきた私たちだからこそ、ここはしっかりと質したい。
そのためにも、日本共産党議員団3人揃って議会へ送っていただきたい。
*読者から「放射線」ではなく「放射性物質」と書くべきとの指摘を受けました。文章はそのままにしましたが、「放射性物質」とご理解ください。
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