しらかばベビーホーム(乳児院)としらかば子どもの家(児童養護施設)の落成記念式典に出席させていただいた。
長瀬3丁目の浦賀から久里浜へ向けて車を走らせるとトンネルを抜けてすぐの左手に位置する。
3階建の立派な施設で、ベビーホーム(乳児院)は生後5日目から2歳未満の乳幼児を25名、しらかば子どもの家は2歳から18歳までの子どもたち40名が利用できる。
看護師、保健師、心理士など専門家スタッフが常駐し24時間365日対応するという。
保護者の病気、離婚などで子どもを養育できない場合や虐待などを受けた子どもをこの施設で支援する。
市内に児童養護施設は海風学園があるが、乳児院は今回初めて開設された。
小さいお部屋がたくさんあった。
1階はベビーちゃんで、「あんこ」とか「きなこ」とかユニークな部屋名がつけられていた。
2階は男の子用で「けやき」とか「ぽぷら」という木の名前と「太陽」「月」「風」などの気象が
3階は女の子用で「ひまわり」「なでしこ」など花の名前がつけられていた。
スタッフのみなさんも明るくて丁寧な対応で好印象。
式典の中で「全国乳児協議会」の会長さんのあいさつが印象的だった。
大震災の被災地である岩手、宮城、福島、茨城の乳児院はどこもスタッフが子どもたちを守り抜いて誰一人亡くなることがなかったという。
「赤ちゃんを守ることが日本を守ることになる」会長さんはそうおっしゃっていた。
被災地における幼稚園、保育園、学校で子どもたちを守ろうと保育士や教師の話が報道されているが、どこでも大変だったんだなぁと思う。
生活の場である乳児院に至っては、もっと大変だったと思う。
“いのち”を守り”いのち”をはぐくむ。
重要な施設が横須賀にできた。
コメント